4月から新たな胃内視鏡医師を迎えます

お知らせ
2019.03.27

 逗子診療所で胃内視鏡を担当している倉井宏明です。
この度、4月から藤崎順子医師が火曜日午前の内視鏡を担当してくださる事になりました。そこで、皆様に藤崎医師のご紹介をさせて頂きます。

 藤崎医師は、がん研有明病院で、消化器内科の部長をされている大変に高名な方です。昨今、胃がん検診は、バリウムから情報量の多い内視鏡へとシフトしています。胃がんは悪性腫瘍の中で、第3位の死亡者数です。一方、早期発見ができれば、おなかを切らずに内視鏡的に切除でき、100%治すことができる根治可能ながんでもあります。

 それでは、内視鏡を受けさえすれば、胃がんでも命を落とすことはないのでしょうか?ここで問題となるのは内視鏡を行う医師の技量に大きな差があるという事実です。

 藤崎医師は、一時病理学教室にも籍を置かれ、細胞のレベルまで胃がんを研究し、勉強してこられました。現在は教育(内視鏡専門書の執筆、監修等)、治療(がん研有明病院は早期胃がんの内視鏡治療件数で日本たえずのトップレベルにあります。)と、この分野で幅広くご活躍されている日本を代表する消化器内視鏡医です。

 私の父も5年前、藤崎医師に内視鏡的に胃がんを切除していただきました。84歳の今も食欲旺盛で元気に過ごしております。
この度、藤崎医師が逗子診療所で内視鏡検査をやっていただくのは夢のようなことです。東京都ではバリウム検診が廃止され、胃の内視鏡検診が導入されました。そのため、自覚症状のない方も内視鏡を受けることが可能となりましたが、神奈川県では残念ながら内視鏡検診は実現していません。しかし、ピロリ菌感染の既往や何らかの自覚症状があれば保険診療として内視鏡を受けることが可能となります。今まで内視鏡を受けたことがない方も是非一度受けられるといいと思います。
私も藤崎医師とお仕事をさせていただくことを、本当に有難いと思っております。引き続きどうぞよろしくお願い致します。